感情的になったら、その時点で負けというメッセージを受け取りました。
Yes.
つまり、〝話す前にちゃんと考える〟ということは、感情に任せて反応するのではなく、冷静になることだ〟と言い換えられます。
感情的にならない。
何かを言いたくなったときほど、逆に口を閉じる。 〝とにかく反応しない〟ということが大事なのです。
反応しない。
本書では頭のよさを社会的知性と学校的知性の2種類に分けます。 学校的知性とは数字で測れる「IQや記憶力、学力」など、ひとりで完結する力のことだと考えてください。 社会的知性はひと言で言うと、他者の思考を読み、他者の信頼を得て、他者を動かす能力です。
SQ.社会的知性。他者の思考を読み、他者の信頼を得て、他者を動かす力。
日々の生活の中で、「相手の欲求から考える」つまり、〝相手が何を求めているのか?〟を常に想像しながら生活することです。 隣に座っている人が何を求めているのかがわからない人が、顧客が求めていることを想像するのは難しいでしょう。
相手が求めていることを察知する
人は頭のいい人の話を聞こうとします。頭のいい人がすすめるものをほしくなります。頭のいい人と認められれば、自分のやりたいことも通りやすくなるのです。
頭がいい悪いは他人が決める。
ビジネスシーンだけではなく、プライベートにおいても、〝ちゃんと考えてくれてるな〟と思う人と長期的に関係を築きたいと多くの人が思うはずです。
人のために考える。
いい人は、議論の勝ち負けではなく、議論の奥にある、本質的な課題を見極めようとします。 議論になるのは、その人の根底に何か想いがあるからです。
なるほど。
実際私は、コンサルティング会社に入社してすぐ、コミュニケーションに関して、上司からこのように言われました。 「黙っていい、むしろ積極的に沈黙しろ」
なるほど。
そして、相手に伝わらなければ、話し方が悪かったのではなく、考えが浅かったと考える。 これが、実際に頭がいい人のマインドであり、思考の質を高めるポイントです。
考えを深くする。
不思議なことに、彼はクライアントに〝逐一聞いているだけ〟なのに、結果的に、クライアントの責任者も担当者も、問題を自己解決してしまい、「こうすればよかったんだ」と、大満足して帰っていきました。
解決策がわかっているけど、あえてきかない。相手が知っている。
人間は、自分の話をしたい生き物です。知識があれば、披露したくなります。
つねに謙虚にいる。
ただ、話す前に〝本当に相手のためになるのか?〟と立ち止まることで、知識を披露したいだけ、ただ言いたいだけの自分に気づくことができます。
案外自分、コンサル少しはできてるのかもな。
他者は褒めつつ、自分は「なんでもない人間です」という顔をするのが、コミュニケーション強者の態度であり、知的で慕われる人の態度です。
ぼくなんて・・・
結果を出した上で、他者に親切にできる人物は徐々に「カリスマ」と呼ばれるようになります。 カリスマは自称するものではありません。 本人に親切にされた多くの人が、「この人はすごい」と吹聴して回ることで、その人が徐々に神格化されていくのです。 実際、カリスマと称される人に直接会ってみると、とても感じのいい人であったり、思った以上に優しい人だったりします。 有名人に会って、「意外と普通でした」とコメントする人を見かけますが、これこそ、正直な反応なのです。
普通っぽいのがカリスマ?
コミュニケーションの強者は、承認欲求を満たしてもらう側ではなく、承認欲求を満たす側に回ることで、上手に信頼を得るのです。
クリエイターっていい仕事だなあ
〝話が浅い人〟の特徴は3つあります。
1 根拠が薄い
2 言葉の「意味・定義」をよく考えずに使う
3 成り立ちを知らない
薄い話をしたくない。
確証バイアス
自分の都合のいい情報ばかり集めて、自分にとって都合の悪い情報は無視する傾向のことです。人間は見たい世界しか見ないのです。
たしかに。
後知恵バイアス
「私、結婚を発表したときから、絶対離婚すると思ってた!」
評論家思考
ですから、まずはできる範囲で面倒臭がらず【site: .go.jp】【site: .ac.jp】を入れて検索する癖をつけてくさだい。
信頼できるソース
コンサルタントの先輩や上司だけでなく、クライアント先の優秀な人はみな、言葉の意味に敏感でした。 「安達さん、その言葉の意味って、こういう認識で大丈夫ですよね?」
言葉に敏感になる
つまり、〝ちゃんと考えてから話す〟とは、相手が受け取る言葉の意味を想像し、できるだけ定義の齟齬が出ないように話す
会話のスピードは重要じゃない。しっかりと考えること。
意味をちゃんと理解せず 横文字ばかり使うのは「賢いふり」の典型
横文字は危険。
ですから私は本来、「お客さんの問題発見と、課題解決を手伝うのが、コンサルタントの仕事」と言わねばなりませんでした。
なるほどなるほど。
たとえば、私が所属していた組織では「管理」という言葉の定義が重視されていました。
なるほど。管理。たしかに曖昧だ。
このように、言葉に敏感になり、定義を掘り下げることは、言い換えれば、〝思考の解像度を上げる〟ということになります。
言葉に敏感になる。感じる、何が良いたいか咀嚼して考える。
答えは、結論が何かはっきりさせることです。 〝結論から言いましょう〟とよくビジネス書にも書かれていますが、結論とはなんでしょうか? 意外と結論とは何かを説明できる人は少ないはずです。
相手が最も聞きたいであろう話
「結論から言え」というのは、本質的には、自分がしたい話ではなく、相手が聞きたい話を最初にしろということ
理解.結論から話す、というのは相手に〝聞くスイッチ〟を入れる行為
「それって感想ですよね?」と言われることを恐れて、自分の意見に蓋をしないようにしてください。はじめはみな、主観的事実である感想から出発するのです。
・事実を求められているときに、意見を述べない
・意見を事実のように言わない
なるほど
コンサルティングの会社では、上司から「とにかく相手の話を積極的に聞け」と教わりました。 入社1年目で、社長からコンサル失格の言葉をいただいてから、信頼を取り戻すために私がまずやったのは、「相手の話をよく聞き、悩みを聞き出すこと」でした。
理解に努める
自分が話すことよりも、相手の話を聞くことに比重を置ける人が、信頼を集め、結局、自分の話も聞いてもらえるのです。
なるほど
小学校の教室で先生が生徒に「話を聞きなさい!」と怒るシーンを思い浮かべてください。この場合、問題なのは〝話を聞こうとしないこと〟でした。 しかし、社会に出て、経営者や管理職が愚痴をこぼす〝話を聞けない人〟は、話を聞こうとしない人ではありません。話を聞いているのに、聞けない人です。彼らは「自分の認識できたこと」だけ切り取って、話を聞いているのです。
思い当たる節はある?笑
話す側の立場に立てば、相手がこのような態度で聞いてくれると〝自分の話を正確に受け取ってくれた〟という感覚になります。 その上で、相手から〝学ぼう〟という意識で聞くと、さらに相手から信頼されます。
なるほど。聞くに徹するな。
コンサルティング会社に就職して、数年経った私は、〝コンサルタントはアドバイスする職業ではなく、交通整理する職業だ〟と認識するようになりました。 それは実際に、コンサルタントとしての仕事のほとんどを、経営者の悩みを聞き、問題点を洗い出し、整理することに費やしていたからです。
交通整理。いや、やってるかもしれん。
そして、繰り返しになりますが、気づかなかったことに気づくためには、深く聞く技術が欠かせないのです。
深く聞く。傾聴。
コミュニケーションの主体は相手にあると思ってください。相手に聞かれてもいないのに、自分の話をしてしまうのは、頭のいい人ではありません。
なるほど。ひねりだせ。
何をしたんですか?(過去の行動) そのとき、どんな状況だったんですか?(状況の深掘り) その状況でどうしたんですか?(行動の深掘り)
どうする?
とはいえ、優秀で頭のいい人たちは、仕事ができるので、往々にして時間がありません。ゆえに、引け目を感じてしまうのもよくわかります。だからこそ、うまく教わる技術が必要なのです。
なるほど。
テレアポについて、最初の質問は担当者の突破の仕方です。まずはこれを教えていただけないですか? このように教わり上手は、一度にひとつのことしか聞きません。逆に教わるのが下手な人は、相手の都合を考えず、質問を畳みかけてしまいます。
質問下手。一回に質問は一つまで。
「コミュニケーションコスト」を 意識せよ
なるべく早く短いやり取りで簡潔に
言語化のコストを相手に支払ってもらっている限り、〝頭のいい人〟として認識されることはありません。
言語化コストを進んで払う。
良質なアウトプットは良質な定義から生まれるのです。
あらゆることを考慮して定義を決めていく。
美味しい食べ物を「ウマい!」と表現しても何も問題はありません。 ただそこで、これらの言葉を使わないとなると、なんと表現したらいいのか? こう考えることで脳に思考のスイッチが入ります。
言語化した
なぜなら、読書により得られた知見は、自分自身が思っているよりも曖昧なものですが、まとめを作ることによる言語化を通じて、明確になるからです。
読書、言語化、まとめる
本当に頭のいい人とは、大切な人を大切にできる人だと思います。 経営者でもそういう人こそ、周りから慕われていました。 大切な人を大切にするために、丁寧で知的なコミュニケーションを心がけてください。
大切な人。定義。どんなひと?
↓まとめと感想