いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

独立して自分で会社をはじめてからは、特に「やりとげる」ことへの責任感が芽生えました。どんなにいいアイデアでも、どんなに素敵なデザインでも、かたちにして世に出さなければ意味がない。当然、お金にもならない。

目的地を決めるためにはどうすればいいのでしょうか? ぼくは、大切なのは「想像することだ」と答えています。それもただぼんやり想像するのではなく、ビジュアルで、リアルに想像することが大切です。

ビジュアル

ぼくは、つねに自分を疑います。 「ほんとうにそうかな?」「もっといいやり方はないかな?」などと疑う。そこで有効なのがこの「ビジュアルでリアルに想像する」ということなのです。

図解でも良い。ビジュアルはわかりやすい。

ぼくは依頼を受けたときに、まず疑うところからはじめます。99%疑う。それは、もう「クセ」なのです。

100%はない

想像の解像度をマックスまで上げる。

とにかく想像。あらゆるところまで想像を働かせること。

最終のイメージから「トップダウン」で考えることで、ゴールのイメージが明確になるだけでなく、あらゆることがおのずと決まってくる。

シンプルにゴールから考えよう、KGIから考えよう、そしてそれをイメージしようということかと。

あらゆるものごとはルーティンなのだから、ルーティンどおりにやってみればいい。

それは間違いない。型があるから当然。ただ、自分には型がない方が魅力的、おもしろい。

ポイントは、パターンの数を極力絞ること。果てしないパターンの中から、「今日はどのパターンだ?」といちいちやっていては「パターン」の意味がありません。

抽象化

クリエイティブな仕事だからこそ、ルーティンを増やすべきなのです。

これは参考になるかもしれない

ぼくのように自分で会社をやっている人やフリーランスで働いているような人は、基本的に「いつ」「どこで」「何を」しようと自由です。これはいいことのように見えますが、実はこの「選べる」という状態は意外に心理的負担が大きいものです。

これはまじ

ルーティン化して、自分が決める回数を減らすことで、ほんとうに大切なことに集中できます。 ぼくも、ジーンズやTシャツは同じものをいくつも用意しています。それは、毎朝「服を選ぶ」ということにエネルギーを使いたくないからです。

ここらへんはだいたいみんな同じ思考だね。まぁ多分に漏れず僕もそうなのだけれども。

時間も空間も極力シンプルにしていきましょう。 ルーティンによってなるべく選択、決断をする数を減らして、そのぶんのエネルギーを仕事に回す。それができればさらにいい仕事ができるようになるはずです。

これは間違いない。

素晴らしいコンセプトは、わかりやすく、行動も自然とついてきます。

会社の理念とか作る際の参考に。

『センスは知識からはじまる』(朝日新聞出版)という本を書いたとき、「驚いた」という声が多くの方から寄せられました。

これまで触れてきたもの全ての総集編な気がするね

どんな仕事でも、基本情報のインプットはマストです。

クライアントワークにおけるクライアントの仕事に対する好奇心。たしかに、これに関しては具に調べ上げるということはしてこなかった…間違いなくこれは学び取れることだ。仕事を業務としてとらえず、学びの場としても昇華する。時給で考えない。

好奇心旺盛な人は、知識のインプットという点で有利といえるでしょう。

最近この状態。理由は知らない事だらけやん!自分の世界はマジで狭い。という気づきから。

「締め切りいいものをつくる」 これは絶対ルールであり、時間よりも強い制約はこの世にないとぼくは思います。

厳密には確実に締切内でいいものを作る。

「スケジュールを制するものは仕事を制す」というのも、ぼくの口ぐせです。

主語でかいけど、要するに納期は死守せよ。理由は信頼を一瞬で失うから。

締め切りとは、相手が言おうと言うまいと「ある」ものです。

こっちから作るもの。

よく言われることですが、「今日中」というのも業界ごと、会社ごと、人それぞれ違います。ぼくはいつも「何日の何時までと決めなさい」とスタッフに言っています。

これはやってるわ。ファジーにしない。明確な期限切り。

なるべくストレスなく、早く仕事を進めるコツは「自分の頭の中に思考を入れておかない」ということです。

思考は書き出してリスト化しておく。

こうして思考を「外部化」しておくと自分の中に残らないので、ストレスも減り、アイデアも出やすくなります。

あーこれはいい。常に思考は外に出しておく。やってる。ストレスマジなくなる。

よく仕事(ボール)を抱えこんでしまって「どうしよう……」と悩んでいる人がいます。ぼくは、なるべく自分でボールはもたないようにします。

仕事のキホンという気がする。

「マルチタスクをこなす」というのは「同時に仕事をこなす」という意味ではなく「ひとつの仕事に集中し、他の仕事に移っていくこと」なのです。

マルチタスクは存在しない。
正解:○→✗→■→△みたいに独立させて次々と行う
不正解○✗→■△みたいにミックスする

ぼくの場合は「音」があると集中力が削がれます。音楽を聴きながら仕事をする人がいますが、ぼくには邪魔な音でしかないし、好きな歌手だとつい歌ってしまいます。そこで「無音」を求めて、自宅で朝早く仕事をしたりします。

おなじ。無音空間が最強。

わが社のプロデューサーでありぼくの妻である水野由紀子は、会社にもぼく個人にもなくてはならない存在ですが、段取りにかけても相当なスゴ腕です。

会社ちゃんとやるとなると、妻をハイポジションに置く。それぐらい優秀。

自分をさらけだした、人間臭い、生身のコミュニケーションがなければ生まれない信頼関係もある、ということです。

とくに昭和の昔気質の人にこれは多い。経験上。わりと飲みが有効だとおもう。
人間関係の構築。すなわちコミュニケーション力。

同じ会社であろうとなかろうと、役職が上だろうと下だろうと、業種が同じであろうとなかろうと、「チームの仕事の目的」を共有しなければなりません。 チームだと役割分担といったことも必要になるので、つい、段取りを優先しがちです。しかし、目的の共有ができていない段取りは、間違った場所にたどりつくルートマップにしかなりません。

受注、発注側で分かれてはいけない。すべての人を巻き込んでチームで仕事をしなければいけない。

締め切りに限らず、チームでは繰り返し、約束ごとの確認を行ないましょう。「仕事ではなく、人と人との約束だ」という意識で進めることが大切です。

仕事で人が成長する理由でもある。あらゆる約束を守り続ける。

ぼくは仕事を振るときに「これ○分でできるから」と絶対に所要時間を添えて指示を出します。これは「○分でやれるレベルでいいよ」という意味でもあります。

定量的に示す。いや、この本最初ビミョーだなと思ったけど、結構的を射ている気がしてきた。

時間に限らず、「数字で考える」というのは習慣になっています。

超共通認識。数字管理。

ビジュアルで想像させながら、具体的な数字で示す。すると人は明確に進み方がわかり、動けるようになるのです。

いいね。

その方策のひとつが、「相談」を増やすことです。

報告・連絡・相談
キホン中のキホン。頻度、密度。一番ベースにあることだが忘れがち。

逆にこれさえやっとけば信頼される。

所要時間を把握したり、時間ボックスにやるべきことを入れていったり、仕事の方向性がそれで正しいかを検証したりする作業も、上司やクライアントと一緒にやる。 仕事の段取りでいちばん大切なのが、最終的に決裁権のある人と、ものごとを共有することですから、相談を活用すると仕事がうまくいく確率は飛躍的に高まります。

クライアントとも相談。そして報告。

1.書籍名
いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

2.要約
「仕事のキホンのキ」
仕事を画像検索や想像そしてパワポなどで図式化することで解像度が上がる。
どんな仕事にも型がある。ある程度、フォーマット化して段取りできる。
たとえば、パーソナルトレーナーだと、ヒアリング→トレーニング→食事指導→掃除など。このような形で、クリエイティブな業務でも型があるので、そこにかかる工数や日数を見積もって段取り良く進捗していく必要がある。
クリエイティブな仕事こそルーティンを増やしていくといいですよ。あとは報連相についても記述があり、報連相を徹底すると飛躍的に仕事はうまく行きやすい。また、ボールを抱えていると忙殺されるので、ボールはなるべくすぐに手放しましょう。マルチタスクは存在しないので、ひとつクリアしたら、次に行く。というスタイルをしましょうという。わりと仕事のキホンのキが書かれている本。

3.学びを得た点
大きく目新しいことはなかったですが、クリエイティブな仕事でも段取りはあり、段取りの中で勧めていくとこで効率よく業務を進めていくことができることがわかりました。そして、報連相やボールを持ち続けないことなど、とにかく仕事のキホンのキを怠らないことが、信頼を失わずに、コツコツと貯蓄できるコツだとも思いました。なので、今後も良い信頼関係を築くためにキホンを怠らないようにしようと思いました。

4.URL
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AB%E8%AA%B0%E3%82%82%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E6%AE%B5%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E6%B0%B4%E9%87%8E-%E5%AD%A6/dp/4478103208

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この記事を書いた人

1992年生まれ。30歳のときに活力の衰えを感じ、危機感を覚える。テストステロン値の低下が招いたものだと仮説立てる。筋トレを再開してから、活力がみなぎる。趣味はゴルフ。

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