頭を「からっぽ」にするレッスン

何も考えず、人にどう思われるかを気にせず、なんらかの結果にこだわることもなく、ただやることなのです。

目の前の瞬間により注意して生きていれば、正しいことを感じとれるようになってくるものです。

ひととおり読んだが、実に自分がマインドレス?かよく分かる。注意力散漫。現実ではない考え事を常にしている。

マインドフルネスとは、気をそらさずに「今、ここ」に存在することを意味します。心を落ち着け、一切のこだわりも予断も捨てて自然な意識を保つということです。

今に集中する。

毎日が幸福という感情を追い求め、それを維持しようとする終わりのないレースのように感じられ、人生が苦役のように思えてきます。何か新しい体験がもたらす一時的な高揚感や快感に夢中になり、やがては四六時中それを自分に与え続けなければならなくなります。

幸福を通常状態にする必要はない。マインドフルであれ。

まず経験を形作るのが心そのものだということに気づくのが出発点です。だからこそ心のトレーニングが大切なのです。世界の見方を変えれば、実質的に自分のまわりの世界が変わるのです。

心を鍛えると、経験が変わる。そして、身の回りの世界が変わる。

私たちは始終何かをすることに忙しくて、ただじっと心を休めることの意味をかえりみることさえありません。私たちは「何かをする」ことにとり憑かれていて、そこには「考える」ことも含まれます。

「何もしない」ことは難しい。

私たちが心の中で起きていることから目をそらす手段がまだ足りないかのように、現代社会には携帯電話につながった電子メールやソーシャルメディアがあります。私たちはまさに24時間休みなく気をそらされ続けています。

現代人のマインドフルを阻害しているものに、圧倒的にスマホの存在が大きい。故に、精神疾患患者が増加している側面もありそう。

自分の悩みだけに注目するのをやめて、他者の幸福にもっと目を向けることで、自分自身の頭の中の「からっぽ」が広がります。

「これは時間とともに楽になってくる。道路に走りでたくなることが減り、思念が通りすぎていくのをただ座って見ているのがだんだん容易になってくる。それが瞑想の過程だ」

ただ、そこに居座り感情や思考を眺める。それが瞑想の過程。

心は思考や感情を体験するために存在する。あらゆる思考が悪いなどと誤解してはならない。ただ、それらとのかかわり方を知る必要があるのだ。自問しなければならないのは、思考のうち有用で生産的なものがどれだけあって、無用で非生産的なものがどれだけあるかということだ。

びっくりするほど、無用で非生産的な思考をしている気がする。

心の奴隷になるなということだ。心を操縦し、うまく使うのはいい。だが、向かう方向も定まらず、不安定で混乱した心がなんの役に立つのか。

心を鍛えよう。

瞑想とは、コントロールを手放して1歩下がり、受け身の姿勢で注意を集中することを覚え、その一方で心を落ち着けて自然な意識を保つプロセスなのです。

瞑想は受け身。積極性は必要ない。リラックス。

いつも心地よい体験をしたいという欲望を捨て、同時に不快な経験をすることへの恐れを捨てることができれば、静かな心が手に入る。

執着を捨て、恐れを捨てる。

私は感情をもてあまし、自分の知っている唯一の方法に頼りました。内側に押し込めたのです。
こと感情については、沈めたものは必ず浮かんでくるのです。それは感情そのものとして表に出てくることもあれば、なんらかの形で行動に影響を与えだすこともあります。

感情に蓋をして沈めると行動、身体、感情そのどれかそしてどれもに影響を与える。
感情の発生は悪いことではないが、しっかりと瞑想をしてその感情が発生しているのを眺める。観客席で俯瞰する。

私のいう幸福とは、どんな感情が湧いてきても、心地よくいられる能力のこと

まだまだ自分は甘い。めちゃくちゃ毎日怒り、悲しみ・・・であればそれは不幸だと感じる。
しかし、どんな感情が湧いてもそれを観察することが大切。

不快な感情が湧いてきた時、私たちはそれを追い払おうとします。それを感じたくないし、近くにいてほしくないと思います。しかし、このような反応は、その感情をより大きく見せるだけです。感情が浮かんでは消えていくのにまかせることを学び、心の奥にこの意識と視野を保っていれば、どれほどやっかいな感情が襲ってきても、それがどんなに強烈でも、つねに平気だと感じられます。

目を閉じて、感情の行方を見守る。巨大化した感情に飲み込まれないように。

思考と同じく、感情もひとりでに湧いてくるものです。重要なのは、それらの感情をどうやって迎え、どう反応するかなのです。

瞑想とは、ただ日々の心を写真に撮ることだとはじめて聞かされた時は、なかなか信じられませんでした。

これは実にわかりやすいたとえ。目をつぶって、心の写真を撮る。ただ撮影する。それをどうしようとか考えない。

心の平和や知恵というものは、見つけようと頑張りすぎれば必ず逃げていきます

肩ひじを張らない。リラックスが大事。

「瞑想を続けるうちに、もっと早くから穴が見えて、避けるための行動がとれるようになる。最初は穴の縁ぎりぎりを通ろうとして、結局落ちてしまうかもしれない。これもプロセスの一部だ。だが、練習によって、いずれ穴がはっきり見えるようになり、簡単に穴をよけて先に進めるようになる。

日々少しずつ早く、少しずつはっきり穴が見えるようになるのです。それにより、ストレスのもとになる、癖になっている反応の多くを避けられるようになります。これこそ、意識が磨かれること、はっきり心の中が見えることの意味なのです。

毎日、10分瞑想をするところから1日をはじめる。

心が未来を見ているということであり、心を「今、ここ」にとどめることに反します。考えてもみてください、心が未来の場所と時間にたどりつこうと焦っている状態で、どうやって心を落ち着けて「今、ここ」にとどまることができるでしょうか。

心ここにあらず=過去、未来のどちらかにある状態
現在に心を置く。そのためのマインドフルネス。

本当の意味でひとつのこととともに在れば、同時にほかのこととともに在ることはできないのです。したがって、思考を無視したり抵抗しようとしなくても、心を別のことに集中していれば、それはひとりでに消えていくのです。

マインドフルネスとは「今、ここ」に在ること、自分が今どこにいて何をしているかを意識することです。

定義はとても重要。

思い出してください。それはいつ何をしていようと、していることだけに100パーセントの注意を向けるということです。すると、本当はどこに行きたいとか、実は何がしたいとか、こうではなくてああなっていたらなどと考える(たいていのストレスのもとになるのはこうした考えです)ことが不可能になります。なぜなら、あなたは今していることとともに在るからです。

注意力散漫✗
集中○

実際、子どものひとりから、彼がそこにいても、頭の中では別のところに行っているようだと最近言われたのです。この言葉が最後のとどめになりました。自分の子どもにそんなことを言われて、とてもつらかったのです。

彼のように人生を生きている人がどれだけたくさんいるでしょう。過去の記憶や未来の計画に押し流され、いつも考えで頭がいっぱいで、たった今起こっていることにまるで気づかず、身のまわりで展開している人生に目を向けないままで。今という瞬間は平凡に思えて、あたりまえのように思ってしまいがちですが、それこそが特別なものなのです。

今が全て。常に今起こっていることにを向ける。でないと明るい未来はない。

ひょっとすると、さっさと済まさなければならないたくさんのことが頭に浮かんでいるかもしれません。どんな反応であれ、それはたいていただの条件反射であり、癖です。

もちろん、心を自由に遊ばせるのがいいこともあります。そのような時こそ、創造的なアイデアが浮かぶという人もたくさんいます。ただしそれは、外を歩いている時の頭の中の声が本当に生産的か、心地よいかがわかっていればの話です。

たしかに歩いている時に色々かんがえる癖があるが、別にそれは生産的ではないような気がする。
結果、今を生きる、楽しむ力、大切な時を失ってしまっているのかもしれない。

気を抜かずに集中し、同時に、楽にリラックスした状態で心がそこに在れば、間違いなく進歩するでしょう。昨日の誰かとの会話について思い出したり、来月の友だちの誕生日に何を買おうかと考えていたら、ベストなパフォーマンスを出せるはずがありません。

瞑想、マインドフルネスは集中力を鍛える手段でもある。

これはあなたの想像力が活発になりすぎているというだけではありません。眠れないことについてさかんに考えはじめると、理屈の上では、おのずとさらなる思考を生み出していることになります。しかも、それに必死になることで、同時に緊張状態を生んでいます。瞑想の時と同じように、思考や感情にあらがおうとすればするほど緊張が生まれ、その緊張が体にも伝わるのです。

寝れない人へ。寝れない時に。

ほかの人とうまく、繊細にコミュニケーションをとることは、頭をからっぽにするための道には欠かせません。これは、人間関係に対してさらなる自制心、思いやり、あるいは理解──場合によってはそのすべて──を向けることかもしれません。

繊細なコミュニケーション、注意を向けたコミュニケーションそのものがマインドフルネスである。

瞑想で肌がきれいになる 
マサチューセッツ大学医学部のある教授は、瞑想が乾癬の治癒に影響を与える可能性について調べる研究を行いました。乾癬は心理的ストレスと強い関係があることで知られる皮膚炎です。研究の結果、瞑想をしている人の場合、していない人に比べて4倍も早く症状が消え、他のストレス性皮膚炎でもはっきりした相関が見られました。

まじか!会社員のとき、心理的ストレスで乾癬になってしまったが、瞑想で症状が緩和するかもしれない。
これは試してみよう・・・。

目次

10分瞑想のやり方

10分間瞑想をはじめてみる  
10分間瞑想は、すでに行った2分間の短いエクササイズとほとんど同じ面もあり、そのあたりはもうおなじみでしょう。今すぐはじめたくてうずうずしているかもしれませんが、実際に座って10分間の瞑想をする前に、以下をよく読んでください。

瞑想をはじめる前に         
1 背筋を伸ばして楽に座れる場所を見つける。   
2 瞑想中に邪魔が入らないようにする(携帯電話の電源は切る)  
3 タイマーを10分間にセットする。

導入時に意識すること            
1 5回深呼吸をする。鼻から息を吸って口から吐く。その後、軽く目を閉じる。   
2 体が椅子に触れている部分や床についている足の感覚に集中する。   
3 上から下に向かって体をスキャンし、楽でリラックスしている部分、こわばったり張ったりしている部分を感じる。   
4 自分の今のムード、気分を感じる。

より深く瞑想するための呼吸法            
1 呼吸の出入りをもっとも強く感じる場所をたしかめる。   
2 1回ごとの呼吸の感触やリズムをたしかめる。長いか短いか、深いか浅いか、苦しいか楽か。  

3 呼吸を静かに数える。息が出入りする感覚に集中し、吸った時に1、吐いた時に2、という具合に10まで数えていく。   
4 このサイクルを5~10回、または時間のある限り繰り返す。
瞑想を終えたら            

1 一切の集中をやめ、20秒ほど心を自由にする。心がせわしなくても落ち着いていてもそのままにする。   

2 体が椅子に触れている部分や床についている足の感覚に意識を戻す。   

3 そっと目をあけ、準備ができたと思ったら立ち上がる。

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この記事を書いた人

1992年生まれ。30歳のときに活力の衰えを感じ、危機感を覚える。テストステロン値の低下が招いたものだと仮説立てる。筋トレを再開してから、活力がみなぎる。趣味はゴルフ。

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